カリウムを含む食品
カリウムは自然界の食品に分け隔てなく含まれているミネラル成分です。
したがって普段の食生活で不足するケースはほとんどなく、むしろ摂取過多が問題になります。
一般にカリウムの摂取量は一日当たり約2,000mEq以下に抑えることが必要とされています。
特に、果物や野菜、穀類、海藻類などに豊富に含まれています。
普段私たちがよく口にするインスタントコーヒーやココアなどの嗜好品や果汁ジュースなどにも大量のカリウムが含まれていますから、過剰摂取には十分に注意しましょう。
高カリウム血症
ほかのミネラルと同様にカリウムも私たちの体には不可欠なミネラルですが、過剰摂取の場合は厄介な病を抱え込んでしまうことになります。
カリウム過多に起因する代表的な病気には高カリウム血症があります。
カリウムは身体の細胞や血液に万遍なく存在していますが、通常は血液の中よりも細胞の中に多く含まれています。
ところが、カリウムの過剰摂取などが原因で血液中のカリウムの濃度が上昇してカリウム量の均衡が崩れてしまうと、身体の機能が低下してきわめて重篤な症状をともなうことがあります。
通常、血中に含まれるカリウム濃度が5・5mEq/lを超えた場合には高カリウム血症と診断されます。
症状としては、脱力感、知覚過敏・しびれなどの感覚異常、不整脈などがありますが、カリウム値がさらに上昇すると心臓停止のリスクもでてきます。
カリウムが制限される場合
また、腎臓の機能が衰えてくるとカリウムの体外排泄が困難になるため、血中のカリウムが上昇して危険な状態を引き起こす場合があります。
したがって、糖尿病の患者さんの場合など、医師によりカリウムの制限が指示される場合があります。
極度なカリウムの上昇は心停止など命にかかわる場合もあるので医師の指示には必ず従いましょう。
カリウムの水溶性の性質を利用して、食材を切って水にさらしたり、茹でこぼしたりすればかなりの量のカリウムが制限できます。
また、果物や海藻類にはカリウムが豊富に含まれていますから一度にたくさん摂らないように注意しましょう。
カリウム不足の問題
これまで見てきたようにカリウムの過剰摂取は控えるべきですが、カリウム不足にも問題があります。
特に血圧が高い方は基準量をしっかり摂る必要があります。
カリウムが体内で不足すると細胞内でナトリウムが蔓延してしまいます。
すると今度はこのナトリウムの濃度を希釈しようと細胞が多量の水分を必要とするため、細胞が膨れ上がり血管を圧迫するようになり血圧が上昇するのです。
また、高齢になるにしたがってカリウム不足も進行していくようです。
高齢者に高血圧の方が多いのもうなずけますね。
ミネラルはバランスよく摂ることが大切ですね。
低カリウム血症
高カリウム血症の対を張るものが低カリウム血症です。
読んで字の如くカリウムの摂取不足や、腎臓の機能障害によりカリウムが大量に濾し去られることによって発症します。
代表的な低カリウム血症の症状は、高血圧症や睡眠障害などがあります。
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