日本人の1日当たりカルシウム摂取量
日本人には慢性的にカルシウムが不足しているといわれています。
厚生労働省が生活習慣病対策として平成16年に発表した「日本人の食事摂取基準」のなかでも、日本人が意識して摂取量を増やしていくべき栄養素の中にカルシウムが加えられています。
ちなみに、「日本人の食事摂取基準」によると男女別と年齢階級毎の人口によって加重平均したカルシウム基準値は700mg/日ですが、平成16年国民健康・栄養調査によるとカルシウム摂取量の平均値は550mgに満たない結果となっています。
さて、カルシウムの摂取量は、男女の別、各年齢層によってそれぞれかわってきます。
したがって、厚生労働省が発表しているカルシウムの摂取目安量や目標量、上限量は各年齢層別に設定されています。
身体の発達が最も進む思春期の年齢層(15〜17歳)のカルシウム摂取目安量は男子が1100mg、女子が850mg、また18〜29歳までの成人では男子が900mg、女子が700mgとなっています。
妊婦に必要な1日当たりカルシウム摂取量
妊婦に必要なカルシウム摂取量はどれくらいでしょうか。
国による「カルシウムの食事摂取基準」によれば、18〜49歳までの摂取カルシウム目安量(健康を維持するために十分な摂取量)は600mg〜700mg、上限量は2300mgとされています。
しかし、当然のことですが女性が妊娠すると自分のほかに胎児にも栄養分を供給しなければなりません。
一日当たり胎児に約150mgのカルシウムが移動するといわれていますので、妊婦には800mg前後のカルシウムが必要ということになりますね。
妊娠中にカルシウム摂取量が不足すると骨密度が低下し、骨盤などの形成に支障をきたす場合もあるようです。
また、泌尿器疾患などの妊娠合併症などもカルシウム不足に起因します。
反対にカルシウムの過剰摂取にも問題があり、摂取量が標準値を大幅に超えるようになると肝臓に結石ができて腎結石を発症するおそれもあります。
カルシウムを多く含む食品
カルシウムを豊富に含む食品としては、牛乳やチーズなどの乳製品があげられます。
日本人は小魚や大豆などからたくさんのカルシウムを撮っていますが、含有率が最も優れた乳製品をあまり食べないのでカリウム無不足になっているとの指摘があります。
また、カルシウムの摂取を考える場合は、カルシウムが多く含まれる食品を選ぶことのほかに、吸収力が優れたものを選ぶことが大切です。
当然ながら、食品から摂取する栄養素はすべてが消化吸収されて栄養素として利用されるものではありません。
日本栄養学界誌などによれば、カリウムの吸収率が最も優れている食品は牛乳で吸収率は約40%、次いでイワシなどの小魚類が30%強ということです。
その一方、野菜などでは20%程度しか吸収されません。
野菜には食物繊維が多く含まれていますが、この植物繊維がカルシウム吸収の邪魔をしています。
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